厚労委で「10.1問題」について野党が追及
5月12日の衆議院本会議で審議入りした労働者派遣法は、13日の厚生労働委員会で厚生労働行政全般における一般質疑を経て、塩崎恭久厚労相による趣旨説明が行われました。
同日の質疑では、10月1日から施行される労働契約申し込みみなし制度をめぐる、いわゆる「10.1問題」に関して、厚生労働省が国会議員に不適切な資料を配布していたことについて、野党委員から追及がありました。
今回の改正案の施行期日を9月1日とすることについての説明の補足資料であり、塩崎大臣も一部に不適切な表現があったことを認め、すでに差し替えを行っているとしましたが、今後を審議についての不確定要素となる可能性があります。
改正案の内容そのものについての議論ではないとはいえ、まずは今月の衆議院での審議状況を注目したいものです。