「労使協定方式に関するQ&A」が厚労省から公開されました!
8月19日、厚生労働省から「労使協定方式に関するQ&A」が公開されました。
2020年4月から施行される派遣労働者の同一労働同一賃金の2方式(派遣先との均等・均衡方式と、労使協定方式)のうち、後者を選択する事業所が多いといわれていますが、その実務運用についてのQ&Aとなっています。
労使協定の実務について理解できないという声も多かったのですが、これをひと通り確認することで、かなり全体がイメージできるようになりました。
Q&Aは全38項目ありますが、以下のような論点は、現段階でとりわけ注目すべき点だといえるでしょう。
問1-6 労使協定には、派遣労働者の賃金の額のほか、その比較対象となる一般賃金の額を記載する必要はあるのか。
問1-8 労使協定の有効期間中に、一般賃金の額が変わった場合、労使協定を締結し直す必要があるのか。
問2-8 能力・経験調整指数について、例えば、勤続が5年目の協定対象派遣労働者については、必ず「5年」の指数を使用しないといけないのか。
2方式のいずれを選択するかに関わず、必ず全文に目を通していただきたいものです。