改正派遣法Q&A第3集が公表されました!
今までに第1集(2月3日)、第2集(3月31日)が公表されていた「平成27年9月30日施行の改正労働者派遣法に関するQ&A」の【第3集】が、6月30日に厚生労働省から公表されました。
第3集では、期間制限関係、雇用安定措置、キャリアアップ措置関係、紛争防止措置関係の4テーマについて、合計11項目のQ&Aが盛り込まれています。
特筆すべきは「キャリアアップ措置関係」で、項目数の過半数にあたる7項目に渡って記載されています。キャリアアップ措置に関する疑問や質問が行政にも多く寄せられ、現場も混乱していることが伺われます。
特に注目すべきなのは、「Q4: 労働者派遣法第30条の2に基づき、派遣元事業主の業務命令により段階的かつ体系的な教育訓練を行う場合、派遣労働者に支払われる賃金が、派遣先での就業中の賃金よりも、下回っても構わないか。」です。
厚生労働省の見解として、「原則として通常の労働の場合と同額とすべきである」という内容が明確に示されたことは、これからの実務への影響も大きいと思われます。
「平成27年9月30日施行の改正労働者派遣法に関するQ&A」【第3集】